知覚とは、基本的には目・耳・鼻・舌・皮膚のいわゆる五感によるものを知覚とよびます。
その知覚心理学の視覚について
「人間の目は、物をまとめて見る動きがある」の幾何学的錯視についてご紹介します。
幾何学的錯視(きかがくてきさっかく)とは
幾何学的錯覚とは、図としてまとまっている部分の違いを目立たせようとする働きのことです。
有名な錯覚に3つの錯覚があります。
ミュラー・リヤーの錯覚
外向き矢印と内向き矢印の中心線はどちらの線が長い?
どちらが長いと思いました?
私は、最初見た時に、外向き矢印の方が長いと思っていました。
でも答えは、2本とも同じ長さだったんです。
ヘリング錯覚
横の2本の線は、「平行」 or 「湾曲(少し膨らんで弧を描いている)」どちらでしょうか?
答えは、「平行」です。
これは、背景の斜線の影響で湾曲して見えています。
エビングハウス錯覚
①と②の中心にある1つの「○」はどちらが大きいでしょうか?
答えは、同じ大きさです。
周りに小さな○を置くと大きく見えて、逆に大きな物を周りに置けば小さく見えます。
あなたの日常での活用されているシーン
阪神高速の「正蓮寺川トンネル」ではカーブ直前の直線区間の側壁面に「矢印」のような白い幾何学模様が連続して描かれています。
奥へ進むにつれ、「矢印」の間隔が狭くなっており、トンネルに入って車の速度を下げなければ、矢印が目に飛び込んでくる間隔がどんどん短くなり
「スピードが上がった」とドライバーが錯覚してしまう効果を狙っています。
目の錯覚を利用してスピード軽減に役立っているんですね♪
ちょっとおまけで下記の動画は、カナダのある道路で目の錯覚を使ってスピードのだしすぎを注意しています(笑)
まとめ
人間の資格には、同じ長・大きさや平行なものがあっても、他のまわりものによって少し違った見え方をすることができます。
これらの錯覚は、区別・差異を着けて、あなたを決断しやすくさせる働きがあります。
周りのものので視覚が変わるのを応用でいうとファッションなんかが有名ですよね。
ボーダーの服は、太って見えるとか。
ストライプは、シュッと見えるとか。
ボーダー(ストライプ)の長さや太さ・着ている人にも関係しますが、そんな話聞いたことありますよね。
また着痩せする服装っていうのもあるくらい日常では、この視覚の錯覚が使われています。
このよう人間の視覚は、区別・差異をつけているんだ!
と気づいてもらえたら幸いです。