おそらく会社に勤めてから聞くことになる「KPI」!
「KPIってなんだっけ?」「自分のためのKPI」って何?
と感じた人に、社会人経験10年以上で人事やマネジメントをしてきた私がお答えします。
KPIとは
一言で言うと
最終的なゴールにたどり着くために、必要な過程が書かれているもの。
ゴールとは、KGIのことです。
KGIとは
組織全体のゴールのことです。
例えば、会社でいうと「売上を○%達成させる」みたいなやつがKGIです。
そのために具体的に何をするかがKPIになります。
KGIとKPIの作り方。どちらから決めるのが良い?
まず、決めるべきは、KGIから決めていきます。
ゴールを定めてからそれに必要なものはなにか落とし込む方法が一般的です。
「ゴール」がないのにやる気が上がらないもの
例えば、勉強。
なんとなく勉強しても成果は上がりません。
例えば、「○○の大学に行く」とか、「医者になる」とかゴールがあったほうがそのゴールに向けての勉強ができるから良いですよね。
ただ、なんとなく勉強しなさいと言ってもやりませんし、仕事しなさいと言っても仕事ははかどりません。
なので具体的なゴールを提示してあなたにはどれだけ頑張ってもらいたいかを示しましょう。
そうすることで、有意義な時間を過ごすことができます。
なので、「KGI」を決めてから「KPI」を設定することを心がけましょう!
でも、そんなことを考えている時間がないと言っている人へ
忙しくて時間がないという人もいるかも知れません。
そんなときは、整理整頓をして時間を作りましょう!
アメリカの調査で平均的なビジネスマンの累計のモノ探しの時間は、
年間で「8週間ほど」という結果が公表されました。
つまり、毎週5営業日で計算すると2ヶ月かかることになります。
あなたの部屋は、決められたところに決められたものが置かれていますか?
整理整頓をすることであなたの時間を2週間も確保することができますよ。
個人でもできるKGIとKPI
まず、会社単位でやることと思われがちですが、個人でこそやってほしいと考えています。
なぜなら、多くの日本人は、生きることへのゴールがないままなんとなく生きている人が大多数だからです。
これは、これまでの日本の歴史的には、しょうがないことです。
昔は、企業に勤めて言われたことだけをやっていればよかった世の中でした。
ただ、昭和から平成、平成から令和になって、どんどん会社でのあり方が変わってきました。
令和では終身雇用というものは存在せずに、個人でいかに自分らしく生きて稼げる時代に変わりました。
これは変化なので受け入れなければいけません。
その時代の変化についていけずにいると何をしたら良いのかわからなく、
家で一日中ダラダラ過ごして、夕方サザエさんを見て明日からまた仕事かーげんなりしてしまうでしょう。
そうならないなためにぜひともあなたが残りの人生、良い人生だったと思える活動をしてみてください。
KGIの決め方
KGIは、あなたのゴールです。
まず、なにかやりたいことは浮かぶならそれを書きなぐってみてください。
私の場合
- 猫を飼いたい
- 家庭菜園ができる庭がほしい
- 自宅で働ける環境で働きたい
- 5キロ痩せたい
- 楽しく働いて楽しく稼ぎたい
これらが浮かびました。
これらを計算すると年収600万くらいあれば実現できるなと言う結論にたどり着きました。
なので私は、自宅で600万円稼ぐためには何をすればよいか考える必要があります。
KPIの決め方
KPIは、KGIをもとに3つのポイントで運用する必要があります。
1つ目 トップダウンであること
2つ目 定量化されている事
3つ目 毎月フォローを必ずすること
1つ目 トップダウンであること
会社でいうと「KGI」が決まったら
部門別のKPI
↓
役職別のKPI
↓
個人のKPI
とやっていくのが常です。
個人でやる場合は、個人のKPIこれだけ笑
KGIと連動した利益が出るKPIを作ってみましょう。
定量化(数値化)されていること
目標は必ず定量化が必須です。
なぜかとうと管理がしやすいからです。
例えば、「今日は、沢山の利益が出た。」では、よくわからないですよね。
定量化すると「今日は、10万円の利益が出た。」、今までは「今日は、5万円だったのに」これが定量化です。
定量化させることで、問題に対して具体的に変化を感じることができます。
毎月のフォローがされていること
これは目標を立てても達成できなかったときのためのフォローンあります。
あなたがゴールを達成するためにあげた「計画」を実際に「実行」してみた「結果」はどうだったか。
「結果」をもとに、どうやって「改善」するかが非常に重要なんです。
まず、見るべきところは、「計画」です。
計画が現実的であったかどうか。計画に無理があるようならもう少し柔軟に取り組む必要があります。
そして、続いて「実行」です。
「実行」した結果は、どうだったか。
できたものはなにか?
できなかったものはなにか?
記録してみましょう。
最後に結果です。
結果がどう紐付いているか。。。
結果がいまいち反映されていないのなら、「改善」をする必要があります。
これは「PDCA」という手法で
P 計画
D 実行
C 測定
A 改善
となっています。
計画して実行して測定して改善をする。
改善が終わったら再度計画を立てるサイクルになります。
ここで大切なことは、できなかったことよりできたことに目を向けて褒めましょう。
始めたばかりでやる気も特に上がってない状態なら特にこれが重要です。
できなかったから駄目だ。
では、ありません。
人間は、人生は、急に変えることはできません。
徐々に徐々に変わっていくものなんです。
なので、まずは、変わろうとしている途中なんだ。
これができたから次は、これをやろうという気持ちで取り組むようにしてください。
まとめ
KPIとKGIについては、ご理解できたでしょうか?
KPIはゴールのために道づくり
KGIがゴール
です。
あなたの人生、毎日楽しんでいますか?
私は、日本という国は、安全で平和で日常生活で困ることはまずないです。
こんな恵まれた環境で、あなたは、「生きるために何をするか」ではなく「自分らしくあるために何をするか」を考えることが許される時代となりました。
もしあなたが、何もやる気しないとかなんとなく生きているならぜひ一度、あなたのKGIとKPIを考えてみてはいかがでしょうか?
私もなんとなく生きていたんですが、それだとどうしても心にポッカリと穴が空いたほうな虚無感に襲われました。
でも、KGIとKPIを決めたら自分のやるべきことが見えてきたので悩む暇がなくなりました(笑)
あなたもぜひKPI・KGIで残りの人生をハッピーに過ごしてみてはいかがでしょうか。
参考になりましたら幸いです。