少し古い記事ですが、やる気をもらったので紹介します。

アメリカで学業と仕事を両立させた男性がいます。彼は名門コロンビア大学で清掃員。
彼の母国で紛争が起こりアメリカに逃れてきた。当初、英語もろくに話せなかったが、構内で清掃などの仕事をしつつ、12年かけ2012年5月に同大学を卒業・学位を取得。全米に感動を与えている。

この度、12年の歳月をかけてコロンビア大学を卒業したのは、同学で清掃員をしているガッツ・フィリーパイさん(52才)。

ガッツさんは旧ユーゴズラビアの出身。
彼は約20年前に紛争を逃れアメリカに移民してきたそうです。
アメリカに着いた当初はお金もなければ仕事もない、英語さえも全く話せなかったという。
その後いくつかの職業を経てコロンビア大学で用務員として務めることになった。

コロンビア大学では職員に対して無料の講座を開いている。ガッツさんはまずは英語の講座を受けた。2001年に一般課程に入学し、古典文学を学び始めたそうだ。午前中は大学で講義を受け、午後は構内の清掃にあたる。23時に仕事が終わった後は自習。そんな生活を12年間続け、2012年の春、ついに単位を全て取得し卒業及び学位の取得が認められたのである。

現地時間5月13日、ガッツさんは100名あまりの同期と共に卒業式に臨んだ。アメリカの大学の卒業式でお馴染みのアカデミックドレスに身を包んだガッツさんの表情は大変晴れやかなものだ。

ネットユーザーからは、

「彼を尊敬します」
「19年間も頑張り続けられるなんてすごすぎる」
「勉強するのに老いも若いもない!」
「どんな人にもチャンスが与えられるのは素晴らしいと思う」

などとコメント。

コロンビア大学と言えば名門中の名門。
見事に卒業したガッツさんの進路が気になるところだが、彼はお金のために研究を進めるつもりはないという。
ガッツさんは「豊かさは私の中に―私の心のなかにあります。ポケットではなくね」とコメントし、このコメントも多くの人の心に響いているそうだ。

このガッツさんのニュースは働きながら学んでいる、もしくは学びたいと思っている人に勇気を与えたのではないだろうか。
なお、彼は今後も用務員を続けながら大学院へ進学し修士号、博士号にチャレンジしたいとしています。
参照元:ロケットニュース24より
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